すごい人を応援したり、尊敬したりできている時って
不思議なもので自分の矮小さが見えなくなってるんだよな。
別にその人の背中に乗れるわけなんてないのに
ある時気づいて、ああ全然違ったんだって
最初から言ってくれたら、こうはならなかったのに、って言いたくなるんだ。
でもさ
もう仕方ないじゃないか。
俺はまた一人に戻っただけさ。
寂しかったから、自分には何もなかったから
人の夢を自分の夢だと思っていたかっただけなんだ。
目を覚ました俺はやっと
世界をちゃんと認識できる。
自分の体が判る。
いつか憧れた人たちは遠くで誰かを今も元気づけている。
俺はもういいよ。
あなたには頼らない。
いや、本当は初めから、俺のことを見てすらいなかったのかもしれない。