今日初めて、虐待サバイバーという言葉があるのを知った。
こういう言葉があるんだ。
とてもストレートで、なにがあったか判りやすくていい言葉だと思う。
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親ガチャは存在するというのは、誰にも否定できないと思う。
実際親によって、生活も遺伝的な能力も変わるというのは、少し周りを見渡して生きていれば当然実感できることだと思う。
いや、私は実感できるけれど、そうでない人も沢山いるのかもしれない。
私が虐待を受けていたと言っても、被害者ぶっているだけだ、としか受け取ってもらえず、馬鹿にする人ばかりだった。
そんなことを誰にでもいうわけではなくて、そもそもその人たちのことを信頼しているから言ったのに、ひどい裏切りのように感じた。
だから、もう人に言っても仕方ないなと感じて、言わなくなった。
はっきり言って、腹が立つだけだからだ。
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虐待と言っても、ピンからキリまであって、他人からしたら、俺が受けた虐待なんて大したことないって思う人もいるだろう。俺ももしかしたら、人の話を聞いて、なんだ、それくらいって思うかもしれない。
お金がなかったとかじゃない、ていうかあったのだけれど、俺に使うお金はなかったというだけ。食べ物だってあったんだけれど、俺に与える食べ物がなかった。愛情だって持っていたのかもしれない、でも俺に与える愛情はなかった。あと服とか、一般常識とか。そんなもの。
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こんなことを書いたってどうにもならない。
俺のことが誰かにわかってもらえるとは思えない。
だから一生つらいのだと思う。
俺には友人と呼べる人は一人もできなかったな。
それを受け入れようと思う。
そんなものだと思おうと思う。
