寮で暮らしていた時、留年を続けて最後には退学された先輩たちがいた。
彼らは、と言っても二人しか知らないが、どちらも専門学校に進まれ
手に職をつけて……多分、今は働かれているものと思う。
これはやはり親の援助があってこその話だ
家族の支えがなければ、また学校へ行こうというのは難しい。
結局、産まれは重要だ。
**
でも、少し常識的に考えたら
子供をきちんと働ける所まで持っていくというのは
親にとっても将来的にプラスになるし(もちろん責任ということもあるが)
当然やるべきことなのだ
だからそうでないところに産まれた俺のような人は、結局
何の支えもなくやっていくしかないんだ。
ただ、俺は親の介護とかはしない。
弟がまた自殺未遂しようが、なにもしない。
こんなのささやかすぎて、復讐にもならないけれど
**
眠れない時は酒を飲むようになった