アンダーナイト、カーマインを使ってみる
今回は簡単にヴァルトシュタインを倒せた、が
ゴルドーに負けた
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突然のお手紙、申し訳ありません
私は下の階に住んでいるものなのですが
春頃から、1日中振動音のようなものが上の階から聞こえてくるようになりました。
洗濯機の音を小さくしたような音、振動です。
一定周期で、途切れなく、唸るような音が一日中なり続けておりまして
昼間は構わないのですが、夜気になってしまったときはときは
耳栓を点けて眠っております。
疑うような真似をして、大変恐縮なのですが
もし、振動を発する機械を使用されておられましたら
夜だけでも使用を控えていただけないでしょうか。
または何か機械の下に振動を吸収するようなものを敷いていただけないでしょうか。
足音などの生活音は仕方ないことですし、気にしないのですが
延々と振動が続くと精神的に辛いものがあります。
振動音の発生源が判らないため、〇階の方全てにこの紙を送らせていただいております。
お手数おかけし申し訳ありませんが、何卒ご確認のほど、よろしくお願いいたします。
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君は知っているはずだ
人は卑怯だってこと
やらずに済む面倒なら、まずやらない
自分の知らないところで誰かに迷惑をかけていたとしても、罰がないのなら気にしない
例えそれが天井を隔てた距離にある他人だとしても
君が人を滅ぼそうと思うのはある意味仕方がない
だって、基本的に人は自分のことしか考えていない
君はたまに共産主義の方を持つようなところがある
胡乱な目をして、彼は本棚の付箋のついた共産党宣言の背表紙を一泊見つめていた
なに、違う、そうか、君は
何もかもが平等であってほしいと願っているだけか
しかし、まあ、そんなことは無理だってもう知っているんだろう
理論をそのまま現実に落とし込むことは困難だ
理論を練り、社会に浸透させるまでにかかる時間、煩雑さ
理解の遅さ、なにより興味のなさ
人は、君とは違う
愛も理想も取るに足らないと考えている
何気なく舌にのせるだろう
だが、彼らはその時、百歩譲って考えているとしても
次の瞬間には忘れている
話がそれた理論のたいていの見落としは
それは提案者が多くの場合、いや、これはもう古い例なのかもしれないが
感傷主義者であるということだ
扇動の才があると言ってもいいだろう
それはその人物の神格化がどうしても必要となるが
それを嫌い（理念と矛盾するからだ）
論理と文章のみにした場合、言葉は力を失う
あるいは、元から不完全であった理論を
彼の熱によって補っていたというべきだろうか
無論、その人物が表に出ない方が力を持つ言葉もある
例えば、彼は、ゴミ箱の自殺についてを見つめる
人生を謳歌したものが自殺についての文章をつづる
子をなしたものが生の虚しさについてつづる
どの面を下げて
君は彼を知らずに、彼の言葉に影響されてしまったんだ
可哀想な君
完璧な理論など存在しないのかもしれないな
共通の教育を与えることによって
人間にある程度共通のOSを与えたつもりで実際は
もっと上澄みだけのものを与えていたにすぎない
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君は君であること
それは人と違うということ
つまり君が君であるために
君は阻害される運命だ
