先日、GEOで借りて観た
ネトフリの契約を伸ばしていたら、すぐ観れたのかもしれないが
やはり自分はこっちの方が好きだ
※ 比較すれば、こちらの方が好きということであって
シンが嫌いというわけではありません
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子供の頃は性的な描写に、おお……となっていたけれど
大人になって改めて観ると、そういうのから逃げずに
映像として作ろうとしたのは、すごいと思う
大人とか、人間の汚さを見せつけて
それでいて、露悪的になるだけでなく
最後にちゃんと、主人公が傷つくことを覚悟の上で
現実に帰ろうとするのが、すごく良いと思う
新劇場版がなくても
これで十分だと思う。
(そもそも新劇場版は判らんところを説明するため、というものではないと思うけれど)
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弐号機の戦いはやっぱり見入ってしまう。
この映画は88分でそんなに長いわけではないけれど、
最初から最後まで、本当に目が離せない。
というか、久しぶりに見たら離せなかった。
病室でのシーン
戦略自衛隊の進攻
弐号機の戦闘
初号機の覚醒
サードインパクト
主人公の内面の世界
やっぱり面白い
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ただ最後に主人公が傷つけあうことになっても
現実へ帰ろうとする、その切っ掛けが判らない
人と人が溶けあって
人の嫌な面を見せられて
それでもまた、会いたいと思った
それは判るのだが、何がきっかけだったのか
綾波レイに膝枕された状態で、ミサトさんのロザリオを見つめる
ロザリオ、なのだろうか
それとも十字架、という意味なのか、救世主? 判らない
それとも明確な切っ掛けのような明確なものはないのだろうか
それでもやっぱり帰ろうとするのは偉い
でも皆が溶けあう世界も、あんな風に人の嫌な面が判ってしまうというなら
それほど幸せにも思えないか。
ただ、本当に現実に帰ることを選択するシーンはいいなあ、と思う
あの夏の感じとか
いいなあ、と思う。