今日は成人式があったようだ
振袖の女性をちらほら見かけた
ハレのㇶはどうなったのか
もう、少し忘れかけている
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関係のない話はおいて置いて
だからまあ結論から言ってしまえば
社会不適合者である
人は平等な条件下で生まれてこない
環境も才能も違う
社会がなるべく能力に応じた報酬を与える
制度を幾ら作ったところで
それにうまく適応できない人
そもそもその制度すら馬鹿に判るようにできてはいない
能力に応じて正当な報酬が与えられる世界が
実現したとして
そもそも生まれながらの能力の差はどうしようもない
機会を平等にしたところで
結果までは平等にできない
結果を平等にすれば
皆やる気をなくしてしまう
その妥協案が今の社会
基本自由にやって
それにセーフティーネットを張ってやる
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さんざん底辺だと言ってきたが
セーフティーネットにはかかっていない
かかっていないというより
かからないように必死に
ギリギリその少し上にしがみついている
ある意味一番悲惨なのかもしれない
本当の底辺というのはここなのではないか
独りで強く生きていく力もなく
誰かに助けてあっていけるわけでもない
誰かから助けてもらえるほど弱くもない
だから、誰からも気にされない
誰からも助けてもらえない
何が一番悪いかなんて判るわけがないけれど
まあ、街を歩いているとそういう気になる
だから、まあこんなものだと生きていくしかない
虐待を受けても
別に死なずにここまでこれた
それは多分殺された沢山の子供たちより
幸せとは言えなくても
不幸とは言えない、と思う
自分は男だから、まあそういうのもなくて済んだ
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社会的に成功したもの
声のでかいもの
美しい者
肉体の優れたもの
才能にあふれたもの
すさまじい努力家
それを良いものとし
特に何もなせない僕は
終わっていくのだろうと思う
人間が生物である以上
なるべく良い遺伝子を残していこうとすることを責められない
僕が淘汰されても
まあ、仕方なく思う
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没落した彼は
偽物がその席に着いた翌日
自殺を選んだ
僕は死ねそうもない
死ぬのが怖いし
殺してやるという人が現れたら
逃げるに決まっている
ただ、まだこの人生を続ける必要があるのかは
はなはだ疑問だ
マラソンで
日本の選手はメダルが狙えなくても
最後まで走る、基本
外国の選手の中にはメダルが取れないと思った時点で
走るのをやめる人がいる
それは、正しく見える
それぞれの目的に合えば
どちらも正しい
もう、おそらく僕はこの社会で
成功や、人並みの幸せは得られないだろう
それでも続けていく意味はあるのか
彼らが先にってしまった事も結構辛い
よく言う消化試合というやつか
続けて最後まで完走した所で
だれか待っていてくれるのか
走り切ること自体に価値はあるのか