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かつてあったはずのなにか

皆様に幸多き事、お祈りいたします ※ わけあって画像の多くを消しました。意味が通らない箇所があるかもしれません。申し訳ありません。 文章雑な所がありますので、斜め読みで大丈夫です。 記事が表示されない場合は、削除がまだ反映されていないのだと思います。大変申し訳ありません。

farewell

ひどく矛盾しているように思えた。

彼と別れなければならない理由はあるにはある、でもそれが果たしてこの、
愛情と呼べるのかは分からない、けれど彼と離れたくないと思う感情とはかりにかけて、
その結果、別れを選ばなければならない

別れを選ぶ、そこに正当性があるのか、判らない。

あるいは正答性、だろうか。

(結局のところ、私たちは互いに消耗品でしかないから)

(だから、まあ、私が擦り切れて消えてしまうまで
 存在がなくなってしまうまで、あなたが一緒にいてくれてもいいけれど
 
 それを看取るというのかしら)

(でも、それだとあなたは、きっと消耗するでしょうね)

 それはわからないことだ。けれど、いってすぐに偽善だと気づいた。
 自分が弱いことは自分が一番よく知っている。

 自分が醜いということは、誰よりも知っている。

 だからそれは消耗するだろうけれど、だからつまり……答えを言わせてはいけない。
自分で言わないといけない。

 お互い、正常な状態で別れることができて、よかった。

(そう、そういうこと)

 お互い、正常に機能していた時の記憶だけを持って、離れてからはそれをたまに思い出して生きていこう。

 綺麗な思い出だけを持っていたら、僕たちは最後まで辿り着くことができるだろうか。
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