うんこを漏らすということ

いつか書かなければならないと思っていたことだ
大人は泣いてはならないわけではないのと同じように

大人はうんこを漏らしていけないわけではない

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昨日もうんこを漏らしそうになった
夜走っていたのだが
汗で腹が冷えたのと
コーヒーを飲んでいたこと
それに豚骨袋ラーメンを食べたことなど
が相まって
帰路にて漏らしそうになった

だが何とか耐えた

そういう時、いつも考えるのは
この辺で漏らしてしまうことと
トイレで処理すること
そこにどんな差があるのかということだ

ただ、場所が違うだけではないかと

判っている、場が大切なのだと
それでも考えてしまう

どこに公衆トイレがあったか
近くにコンビニはあったか
あったとして汗だくで
何も買わずにトイレだけ使うのは許されるのか
だが、
家まで我慢できるのか…

考えは止まらず
また、まとまらない
そもそもうんこは出さなかったところで
みんな体の中に持っているものである

所詮人は糞袋

これは確か歴史小説の一文だった気がするが思い出せない

どんな美人も
腹のうちにうんこを抱えている

それは人は皆
醜い劣情を隠しているのと同じだ

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アイドルはうんこをしないと信じるほど僕は幼くない
（バーチャルアイドルはしないかもしれないが、というかしない）
大人になるとはきっとこういうことだ
もっと言えばアイドルだってうんこを漏らすだろう

うんこを漏らしたことがないというやつを
僕は信用しないことにしている

これは本当が半分、嘘が半分だ

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少し茶化したかんじで書いたが
老化が進めばまた漏らすことになるだろう

だから、だから何と言ったらいいのかな

あまり己を高尚だと思わない方がいい、違うな

うんこを自分の一部と考えること
それが今を生きる我々に必要なことではないだろうか