毎日、車に乗っていると
やはり1日1回くらいは
いや、一人以上は罰を受け苦しみながら死んでほしいと思う人間に会う
僕はそんな願いが叶うと思うほど愚かではなく
僕の嫌いな人間がこの世からいなくなることがないことくらいわかっている
なぜならこの世界は僕にとって優しいものではないからだ
世界は何一つ、僕に優しくする理由を持たない
例えば、今日は穴の開いた靴を履いていた
なぜか、夏は蒸れるからだ
そしてこの雨だ
当然のごとく浸水する
思い出すのはオッツダルヴァのことだ
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では僕自身はどうだろうか
人に親切にはしている
無神経に人を傷つけ、ニヤニヤ笑いを浮かべる
ゴミのような人間よりは相対的に温和な人間であると断言して
まず間違いはない
だが、悲しいことに
僕の他者に対する優しさは
僕自身の心の善性から湧きだしたものではない
自分をいずれ害されることに対する恐れと
自分より劣り、自分を頼ってくるものへの哀れみだ
本当は違っていてほしいと思う
91Daysの主題歌のように
何もかも受け流せるようになれたらいいと思う
もしくはデスノートと死神の目があればいいと思う
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悲劇は賢者のために用意され、喜劇は愚者のためのものだ
誰の言葉か、もう思い出せない
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あるいは、または、そもなければ、もしくは
この中からどれを選ぶかと聞かれれば
ossia
あるいは、を選ぶ
アマデウスの父、騎士団長
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新規の申請が来ても
余り続く人を見ない
それは多分、新入社員ほど辞めるのと同じことだと思う
仕事と遊びを同列に語るのはおかしいと思うかもしれないが
本質は同じだ
ちょっとやってみてやっぱり、違うと思った
そういうことだ
求人情報を観る
身内が働いて、生きる意味が判らくなったといって
突然失踪して
僕にかなりの迷惑をかけた会社だ
はっきり言って
生きる意味が判らないので死のうと思って失踪して
それで特に何も得ずに帰ってきてのうのうと生きているさまを見せられるのは
非常に堪える
俺の苦労は何だった
ああ、そうか、俺のことなんてどうでもいいんだよな、お前は
それは置いておいて
採用人数と離職者数を比べてみた
前年:15人採用、15人離職
2年前:8人、上記に同じ
3年前:9人
採用された人がそのまま抜けたというわけではないだろうが(35歳以下というくくりにおいて)
入った分、抜けているのだ
こんなもの、ひどいと思うが
こんなものだと思う
それでも若者の積極雇用をしていると
求人には書かれているのだ
そんなものなのだ
そんなものなのだ
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今日のハロワの担当の人は
女性の方だった
僕は最低限の身だしなみを整え、
ある程度の礼節をわきまえている人であれば
女性と話せるというのは嬉しい
呆れた
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中古車屋へ行ってみた
僕の座高にも、会う車がないかと思ったのだ
色々、勧められたが、どれもしっくりこない
天井が高いのはある
しかし、視界がまるで追いついていない
下側の視界は広い、が上の視界は大差ない
色々考えて、僕が望んでいるのは多分
トッポ
エアウェイブ
C2(ギアスではない)
いやC3だった、すまない
こういうタイプの車なのだ
判ったよ
そもそも人の体などそれぞれ違うというのに
土台ある程度はこちらが車に歩み寄るよりほかにない
少々、座面が上下し、ハンドルが伸びたところで
ガンダムのような全方位モニターはいらない
アーマードコアのコクピットビューのような
インジゲーター以外遮るものがないというのほどは望まないけれど
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実験をしている
それは人によらない実験だ
人と会わなくても大丈夫なようになる実験だ
人に左右されない実験だ
羅漢におうては
その理屈で言えば、君は人から優しくされても喜んではならない