自炊　近親相姦について

正月はなんか苦手だ
寮に住んでいたころなら
皆帰省して寮に人が少なくなる
その雰囲気が好きだった

大晦日の夜と元旦は
なんか雰囲気にやられて生活のリズムが崩れてしまって
まともに使えない
これは僕が悪いけれど

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正月はいつもの感覚で出歩くと
店が開いていなかったり
早じまいしていたりするので
まあ昼に出歩いたほうが間違いはない

とはいっても昼は人が多いので嫌だ
家族連れが多いのもなんか苦手だ

どうせ僕のいくところはスーパーとガソリンスタンドくらいなものなのだが
それでも人の多いスーパーというのはかなりうんざりする

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そういうのがあって
買いだめした食糧で過ごしていたが
出歩かずに飯だけ喰っていると
自分の存在に疑問符が浮かんでくる

食事をすることに対して罪悪感が湧いてくる

いつも思い浮かべるのはある部族の言葉だ

自分でとった食料を自分だけで食べてはならない
それは近親相姦と変わらない行為だ

判っている
おれは毎日近親相姦をしていて
どんどん血が濃くなってしまっているんだ

そんな奴がまともに生きていけるはずもない
劣性が徐々に顕れてくる

判っているんだよ

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図書館へ行って勉強をしようと思ったのだが
学生が多くて座れるスペースがなかった

開館一時間後くらいに行くと
もう開いているスペースはない

SFマガジンをざっと読んで
模型屋に寄った

なにがプラモデルを作ろうと思ったのだが
なんだかどうせ飽きてしまうような気がして
なにも買わなかった

何をしているのか判らない

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気持ち悪いよな